WILL工法とは
バックホウタイプのベースマシンの先端に取付けた特殊な撹拌翼より、スラリー状の固化材を注入しながら、固化材と原位置土を強制的に撹拌混合し、安定した改良体を形成する工法です。
2タイプのリボンスクリュー型撹拌翼とブーメランプレートを使い分けることにより、軟弱な粘性土地盤はもとより、N値30を超える締まった砂質土地盤・砂礫地盤にも対応可能であり,高い品質と経済性の両立を追求した特許工法です。
またベースマシンの選定により、改良深さ10m程度までの中層改良に対応でき、撹拌翼が先端部にのみ装着されている為、斜め施工や障害物(切梁やタイロッド等)を避けての施工が可能であり、地上部への泥はねやセメントミルクの飛散が少ない工法です。
施工能力と適用範囲
ベースマシン |
最大改良深度 |
適用土質 |
(m) |
粘性土 |
砂質土・砂礫
※1 |
0.8m3クラス |
5.0m |
N<10 |
N<30 |
1.0m3クラス |
6.0m |
N<10 |
N<30 |
1.4m3クラス |
8.0m |
N<15 |
N<40 |
10.0m※2 |
N<10 |
N<30 |
※1 砂礫はφ100mm以下を標準とするが、礫率等を考慮する必要有り。
※2 改良深度8m以上については現場条件を考慮する必要有り。


WILL工法の特徴
- 従来のコラム(円柱)と違い、全層改良(ブロック式改良)、改良体形状、改良率は自由に設定可能
- 揺動式の為、撹拌効率が高い(特許取得)
- N値30を超える締まった砂・砂礫地盤の掘削混合が可能
- バックホウ型ベースマシンである為、機動性に優れ、狭搤部の施工、傾斜地での搬入・施工が可能
- 撹拌翼が先端部のみに装着されている為、斜め施工や障害物(切梁やタイロッド等)を避けての施工が可能。また、地上部への泥はねやセメントミルクの飛散が少ない
- 高度な管理装置を備えている